初めはエンジニア志望ではなかった学生時代

若原さんは現在、新卒3年目で『スポットバイトル』のテックリードという大役を任されていますよね。まずは具体的な役割について教えてください。
はい、基本的には『スポットバイトル』のアプリ側、特にワーカー(求職者)さんが触る部分の開発をメインで担当しており、技術的な意思決定を行うテックリードを務めています。具体的には、リリースのスピード感を維持しつつ、キャンセル率や充填率といったビジネス指標(KPI)をエンジニアの立場からどう改善するかという、根拠に基づいたビジネス成長への貢献が求められる立場になります 。
3年目でテックリードを任されているとのことですが、学生時代は必ずしもエンジニア一本で考えていたわけではないと伺いました。
そうなんです。大学では電子電気工学を専攻していましたが、「理系の方が仕事に困らないだろう」くらいの軽い気持ちでした。当時は何よりバレーボールに打ち込んでいて、大学選びの軸も「スポーツが強くて理系の大学」という一点でしたね。
そんな若原さんが、なぜエンジニアとして働くことを決めたのでしょうか。
転機は、コロナ禍で部活動ができなくなった時期に始めたエンジニアスクールのインターンでした。そこで気づいたのは、スポーツで大会に出て感動を与えることと、プロダクトを作ってユーザーに価値を届けることは、プロセスとしてすごく似ているということ。0からチームを作り、練習(開発)を重ねて形にする。その形が、日々アップデートされながらユーザーの手元に残るエンジニアの仕事に魅力を感じました。
数ある企業の中で、なぜディップだったのですか。
「社会的な課題を解決したい」という思いと、ディップのビジョンが合致したからです。『バイトルKids』から『バイトル』『バイトルNEXT』『バイトルPRO』...と、人の成長に携わるプロダクトという部分も惹かれたポイントでした。
新規事業での壁と乗り越え方

入社直後は何を担当していたのですか?
入社直後は『バイトル』の管理画面を担当していました。フロントエンド業務が多かったですね。『バイトル』は20年以上あるプロダクトなので3年前の当時はまだレガシーな部分があって、リプレイスを中心に進めていました。なので入社後の1年は『バイトル』のドメイン知識を増やす1年でしたね。
『バイトル』の開発を経て、2年目の途中で新規事業である『スポットバイトル』へ異動されました。これは大きな決断だったのでは?
かなり大きな決断でした。『バイトル』のリプレイスで基礎を学び、新しい環境で最新技術に触れたい、0からの立ち上げを経験したいという好奇心があり、自ら飛び込んだんです。
かなり環境が変わると思いますが、悩んだ部分はあったのでしょうか。
周りのエンジニアのレベルが圧倒的に高くて、ユーザー価値の提供スピードにはかなり圧倒されました。「自分はついていけないかもしれない」と思いましたね。それまではフロントエンドが中心でしたが、異動後はバックエンド(Go言語)やアプリ開発など、未経験の領域を一気にキャッチアップしなければならず、正直プレッシャーもありました。
その壁をどうやって乗り越えたのですか?
キャッチアップは大変だったものの、成長の機会はたくさんあったんですよね。社内にGoのチュートリアルがあったり、メンターの先輩が付きっきりで技術面をサポートしてくれる仕組みがあったり。技術的な不安を補ってくれる環境と、温かく受け入れてくれるチームがあったからこそ、半年ほど経ってようやく自分の意思で意思決定ができるようになりました。
3年目で見えてきた「組織を作るエンジニア」という軸

様々な経験を通して現在3年目ですが、入社当初から理想のキャリアはあったのでしょうか。
正直、学生時代や入社直後には「こうなりたい」というキャリアは定まっていませんでした。
若原さんの中で明確な軸が見えてきたのはいつ頃だったのでしょうか。
入社3年目の半ばくらいです。きっかけは、チームにいたあるエンジニアメンバーとの出会いでした。その方は技術力が高いだけでなく、チーム全体の効率化や、メンバーが動きやすい仕組み作りを誰よりも優先して考えていました。その姿を見たとき、バレーボールで「チームを勝たせるために何ができるか」を必死に考えていた自分と、今の仕事がリンクしたんです。
かつてのスポーツマンとしての情熱が、エンジニアリングと結びついた瞬間ですね。
そうですね。技術はあくまで手段。その先にある「チームで最高の結果を出し、ユーザーに正しい価値を届ける」ことにコミットしたい。この確信が持てたことで、「次は組織を作れるエンジニアになりたい」という自分の軸が定まりました 。そこからは、意思決定も、成長のためのポジティブな刺激として楽しめるようになりました。
今の若原さんにとって、仕事の「やりがい」とは何ですか?
リリースした後に「キャンセル率が下がった」「マッチング率が上がった」といった具体的な数字の改善が見える瞬間も嬉しいですが、やはり一番は「チームとして同じ方向を向いて開発できている」という実感です 。エンジニア側から「これって本当にユーザーのためになるんですか?」と問いかけ、一丸となってプロダクトを磨き上げるプロセスに、今は一番やりがいを感じています 。
最後に、候補者の方へメッセージをお願いします。
入社当初、「自分にできるだろうか」「明確なキャリアの想像ができていない」という不安がありましたが、現在3年目でテックリードとしてなりたいエンジニア像を明確に持てるようになりました。ディップはそんな「今はまだ軸が定まっていない人」の背中を押し、育ててくれる環境です。スポーツで培った「チームのために動く力」や「泥臭くやり遂げる力」は、エンジニアの世界でも最強の武器になります。
技術は入社後にいくらでもスキルアップできる機会があります。まずは「誰かのために、チームのために」という熱量を持って、ぜひ飛び込んできてください!
若原さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!













